チヌのフカセ釣りと釣り方とタックル     



チヌ釣りのタックル (ロッド・リール・ライン・ハリス・ウキ) 選び、仕掛け作り、釣り方、マキエの
打ち方、狙いのポイントの決め方などの磯・防波堤のチヌ釣りに関することを詳しく紹介します


   チヌのフカセ釣りについてチヌ師の拘りを・・・
   最近はエサトリも多くなり、チヌの数も少なくなり大変釣り難くなって来ていますが、エサ取りを交わしてチヌを掛けて取り込みの時のチヌの引きと首を振る感触に海中から見えてくる銀輪のチヌの美しさは最高の瞬間です    此れはチヌ釣り師のだけが味わえる喜びを迎えることが出来る為に釣り人は如何にすべきかについて・・・
皆さんは釣りに対する技の習得方法を間違っていませんか・・・  普通の釣り人は本で名人やテスターの書いた技をそのまま使用していませんか ??? それは間違いです、   釣り人には技のランクがあります、たとえばA、B、C、Dのランクが有ればDランクの釣り人がAランクの釣り人の技を真似ても釣れません  スポーツでもそうですが腕が違いすぎると技が使いこなせませんから釣りでも同じです、一つ上のランクの技を持つ釣り人から習得する事が上達の早道です、   一機に三段階の上を目指すのは挫折に繋がり上達が遅れます、コツコツ技を重ねる事こそ上達の早道です


     タックルに付いての選び方
1 ロツド 

 @  0.41.0号竿で長さ5.0m〜5.3m
 A  5mものが持ち重り少なくバランスが一番良いし一日竿を振っても疲れない
 B  竿のバランスは6:4のソリッド穂先のものが細ハリス対応とビメョウな誘いを掛けるのに良い
 C  近は穂先の柔らかく折れ難いスーパーフレックスタフネス穂先等の穂先は特に使い良い

がま磯チヌ競技スペシャルV 
 

品  名 号数  全長 自重(g) 継数 先径 元径 適正ハリス
がま磯チヌ競技スペシャルV   0号 5.0 163  5 0.75 23.2 0.61.5
       〃             0.6号  5.0 168  5 0.75 23.2 0.62.0
     
品  名 号数  全長 自重(g) 継数 先径 元径 適正ハリス
がま磯    枯冴  軟調  0号 5.3 170  5 0.8 22.8 0.62.0
 
ダイワ銀狼王牙AGS  
 
品  名  号数 全長 自重(g) 継数 先径 元径  適正ハリス
ダイワ銀狼王牙AGS     0.4号 5.3 167  5 0.75 23.7 0.61.5
     〃         1.0号  5.3 173  5 0.75 23.8 0.82.0
     銀狼王牙AGS   0.4号 ・・・オールマイティーに使用  1.0号    手前シモリ、大物対応で使用 
 
2 リ−ル 

 リ−ルはクイックオンのレバ−付きとドラグタイプをお好みで選択してください
 銀狼は浅溝スプールで無駄な糸がいらない、両方ともウオシャブル、防塵ベアリングとチヌ釣りには最適です
 
例  @ ダイワ銀狼LBD (ドラグ付きタイプ)   ( 重さ240g、糸巻き量 1.85号150m)
  A   〃 トーナメントISO2500H-LED  ( 重さ235g、糸巻き量 2.0号150m ) 
  B シマノBB-XテクニウムMg  2500DHG   ( 重さ230g、糸巻き量 2.0号170m )

以上がお勧めですがインパルト2500H-LBDを使用しても不足はない
 シマノのリールはベイル径が細く置き竿して使用いるとベイル周辺が壊れることが良くあるのが難点ですからダイワをお勧めします

スプールはジルコニアの物が細い道糸をキズ付けずに優れていますので使用してください

   
ジルコニアスプールリングも道糸にキズが付きにくく特に良いが最近無くなって来ているのが残念です、が私は古いタイプのダイワト−ナ
  メントZ2500LBA用のジルコニアの替えスプールを取り寄せて使用している


ダイワ 銀狼LBD トーナメントISO2500H-LED BB-XテクニウムMg  2500DHG
     

スピニングリールのロングハンドル・丸型ノブの交換 ( 2500番クラスでは45〜50cmハンドル長さが標準です )
  最近では一部に丸型ノブの標準装備のリールも発売されていますが数は少ないので、握りやすいものに交換するのが良い
ハンドルもロングハンドルに交換すると大物を掛けた時の巻き上げが非常に楽になり又Wハンドルは逆転時のブレも防げます
   
  オーシャンマークWハンドル
EX2000RA/D 
Wハンドル79cm、ノブ25cm 
各メーカーの丸型ハンドルノブ25〜30cm
EVA AC30-25
パワーライトS・M、EVAロング
オーシャンマークのハンドル
 LIMITS EX3000
ハンドル58cm、ノブ25cm 

ハンドル・ノブやスプールを装着した写真  ( 下記写真のように交換により機能やドレスアップも可能です )
       
  ダイワ 2500系リール
オーシャン製のWハンドル・スプール
タイワ モザン2510PE-SH 
オーシャン製のスプール・Wハンドルル
ダイワバトルゲーム2000LBQD
標準装備の丸型ノブ

たもの柄タモ枠  

長さは5.5mで、できるだけ軽いもの(400〜500g程度)が磯の使用も考えて扱い易い
タモ枠は直径が45cmサイズでステンレスか予算があればチタンのものをお奨めします、又波止で使用する場合は6.0mの長さのものが干潮の時等に良い  
  がま磯たもの柄 5.5〜6.0M   磯玉枠 速攻ステン  
   
円錐ウキ 

ウキは円錐ドングリで直径が1924mm程度のS・Mサイズで68g程度が遠投も出来使いよい
サイズはガンダマ負荷0・G2・B・2B・4Bの5種類を準備する、 仕様は穴径は下記に、バランスの良いものを選択してください
部の口径は(2o)下が(2o)のSICリングが糸落ちがスムースで良い スルスル釣り向き、固定・半遊動釣り向きとオールラウンドに使用可能です
ガルツ グレストS 円錐タイプ
寸法(21.5×32.5mm)
AURA-ベーシックS 円錐タイプ
寸法(21×33mm)
グレックス マシラS
寸法(22.5×29mm)
円錐タイプの穴径2mmのウキでM・S両タイプあり直径が21.5mm×35mmの細長で感度も良い、喰い渋りのグレ向きのウキです 重心は低めに設定し安定し風波の激しい時の安定感もありオールラウンドに使用できる、上下にリングもあり糸落ちが良いので深タナ狙いにも良い 円形eタイプでオールラウンドに使用可能で、自重もあり遠投可能で傾き抵抗も無いし喰い渋り時の円形に近く水入り抵抗も少ない
0-6.9g、G2-6.8g、B-6.4g 0-6.9g、G2-6.6g、B-6.4g 0-8.1g、B-7.6g、2B-7.3g
5 道糸 (ライン)
    
銀輪SS・ストロングチヌブラック サンラインテクニシャ(サスペンド) バリバス バーマックス磯(本流)
     

   例、 道糸はスプール三個準備して、1.75号のサスペントと1.5号サスペンド・フロートを巻いておく
 
 1.  風のある時はサスペンドタイプ使用する   2. 手前にシモリのある時はフロートタイプを使用する 
@ 銀輪SS・ストロングチヌブラック 1.5〜1.75号 (サスペンド) C  サンラインファインフロート 1.5〜1.75号
A サンラインテクニシャン 1.5〜1.75号 (サスペンド) D 銀鱗スーパーストロングハイポジションフロート  1.5〜1.75号 
B バリバス バーマックス磯(本流)  1.5〜1.75号 (セミサスペンドタイプ)      
6 ハリス 

ハリスは 1.0、1.25、1.5号のフロロカ−ボンハリスで3種類を揃える
 例 @ トヨフロンファイパーガイヤーxx 1.0、1.25、1.5号    強度、価格ともに良い通常の釣りと晴れの日に使用
     耐摩擦性能、耐劣化性に優れ、新表面耐久製法を採用した
  A クレハ(シーガー リアルFX) 1.0、1.25、1.5号   強度、価格ともに良い  通常の釣りの場合使用
     フロロの中でナイロンの様なしなやかさ・柔らかさがあるハリスで喰いシブリに良い
B トヨフロン・スーパーL・EXハイパー 1.0、1.25、1.5号   強度、価格ともに良い  通常の釣りの場合使用

トヨフロンハイパーガイヤXX クレハ シーガーリアルFX   スーパーL・EXハイパー 

7 ハリ 

@  チヌはサイズ1〜3号で通常は2号、大物の時3号を又喰い渋りに1号を使用する
A  喰い渋り時の飲み込ませ用として胴の短いグレハリの6〜7号も使用する
チヌ鈎は

   チヌは飲み込ませてもハリス切れは問題なく鈎も強度と飲み込み重視して選択、飲み込せて掛る、針先は刺さりを重視して何回かチヌを
   掛けると途中でヤスリで研ぐと良い

@ 層チヌ 太軸の強度、重みで沈める、2〜3号を揃える
A 寒グレ 茶色・太軸強度と飲み込ませる事を重視してあえてグレ鈎りの6〜7号を選択する
B 競技チヌ オキアミ色の短・細軸で完全フカセ用・食い込みを重視とサシエとの色の違和感を無くす、2〜3号を揃 える
対称魚
名 前
比較にトーナメントも載せます
サイズ1 サイズ2 サイズ3
線形 フトコロ強度 重量 線形 フトコロ強度 重量 線形 フトコロ強度 重量
チヌ(細軸) トーナメントチヌ(細軸) 0.60mm 2.5kg 42.7mg 0.64mm 3.0kg 52.7mg 0.72mm 3.7kg 74.4mg
チヌ(中軸) 競技チヌ (オキアミ色) 0.60mm 3.3kg 40.9mg 0.64mm 3.8kg 49.9mg 0.72mm 4.5kg 70.8mg
チヌ(太軸) 層チヌ   (オキアミ色) 0.68mm 4.6kg 55.2mg 0.76mm 5.6kg 75.9mg 0.86mm 6.2kg 106.4mg
+ 名 前 サイズ5号 サイズ6号 サイズ7号
チヌ(中軸) 寒グレ (茶) 0.64mm 4.5kg 42.5mg 0.72mm 5.0kg 59.6mg 0.76mm 5.5kg 73.0mg
8 各メーカーのチヌの一部を抜粋してみました
短軸でラインロック
とオキアミカラー仕様
太軸のVヘッドで強度
もあるオキアミカラー
細軸の半スレ、ヒネリ
でオキアミカラーです
刺さり重視とで回り
込み防止の機能付
小さなケン付きでサシエ
落ちを押さえた
針先テーパーで貫通
力UPのVヘッド仕様
ヒネリのある平打ち
加工で強度もある
刺さり重視とで回り
込み防止の機能付
小さなケン付きでサシエ
落ちを押さえた
ヒネリなしで刺さりを
重視した平打ち加工
飲込み重視の短軸で
半ヒネリの平打ち加工
遠投様にケン付きで
半ヒネリの平打ち加工

竿 ケ ー ス と 他 の 小 物 
1 ガンダマ ・ ジンタン

ジンタン2号、3号、4号、5号、6号、ガンダマB、2B、3Bの8種類を準備する
最近「柔らかいガンダマ」が出ているのでハリス傷つけ難いので此れも使い良い
2 ロッドケース & クーラー 
ロッドケースはPVC素材が手入れが簡単で良い、高価ですがファスナーも防水のものが内部の水の浸入を防ぎ良い
   
A ク−ラ−は26〜32Lハ−ドと磯バック40Lのバッカンの入る大きさを選定する
   A ハードは真空パネル付きが保冷力が有り良いが高価ですので発泡ウレタンとの複合製品も良い
   B 磯バツクはPVC素材が汚れが落ちやすく、手入れがしやいので良い

   C 夏場はハ-ドク−ラ−(26〜32L) を 冬場は簡易ク−ラ−(40L)
がま磯ロッドケース
 GC−234
がまコモ磯用ロッドケース
 GC−228
プロバイザー
GU-2700 
コモクール・32
GB-259
       
4 マキエ柄杓  &  偏光グラス 
@ マキエ柄杓はチタン製のLカップで柄はカ−ボン製グリップはラバーが軽くて良い 
  長さはロング・スーパーロングの2種類を準備する 
  A 長さはロング・スーパーロングの2種類を準備する   B  チヌ用は量を多く撒くのでLカップを使用するのが良い
A 偏光グラスはUVカットでサイドからの風や光を遮断出来るタイプのもで、レンズの色は薄いものが瞳孔が開かなくて良いし、少し高いものがレンズにひずみが無く、偏光度が優れ海中がハッキリと見え又目が疲れなくて良い
  磯釣りは釣ってる最中に海の中の状況、グレやエサ取りの動きを見てタナやポイントを判断するのに必要な必須のアイテムです 

偏光レンズはTALEXのメーカー製品をお奨めします
このレンズは60%がハンドメイドで 「ひずみ・ゆがみ」 が無く雑光をさえぎり目が疲れなくて良い
一般のレンズはポリカーボネイト製品で
染料系偏光フィルターが使用されていますが、TALEXはガラス又はCR-39プラスチック製ヨード系偏光フイルムが使用されているので、偏光度が優れ可視光線もカットして赤ヌケも無く視界がクッキリと見え、眼精疲労が少なくなります
価格はレンズのみで約一万円前後しますが、1日かけても目が疲れませんしストレスも減少します

GREXチタンオーバル
ロングL (68cm)
GREXチタンオーバル
スーパーロングL(78cm)
TALEX、UV偏光グラス   偏光グラス用アルミケー 
     
5  フッシングナイフ

ナイフはプライヤーとセットで装着出来るものが良い、少し高いが良いものは切れも良く愛着がわくので購入を奨めます

  ヤイバXプライヤー付きフッシングナイフ ダイワシースナイフFK-100
     
  プライヤー・ナイフのセットした物も販売されている   一部を加工してプライヤーを一緒にセット出来るようにしました
6 針・小物ケース & エサ箱   高価ですが必要かも 
 ダイワ UC60防水ケース(磁石付き・
ノーマルタイプ)   針ケースに使用
TAKA V102、V103 8コマケース
     ガンダマ・小物入れに使用 
昌栄、 サーモボックス TYPE1
   内サイズ/79×59×33mm 
 
ステンレスの二重構造による保冷・保温効果のあるエサ箱でサシエの変色が防げる
7 その他の小物   

 @ バッカンは40cmサイズがマキエの入る容量・大きさと1番使い良い
   
 ハードと通常タイプもあるがEVC製の通常の柔らかいタイプが汚れ落ちもよく使い良い
 A 水汲みバケツは小ぶりな物で良い、 
ロープは巻き取り器とスベリ留めの付いた物が良い
 B マキエ作り用のマゼラ−は冷凍オキアミのよく切れるもの 、
ワンタッチで角度の変わるものが切ったり混ぜたりと使い良い
 C エサバコは暑い時期のことも考えてプラスチックの蓋付きにする


    タックルの作り方の基本            
1 チヌのフカセ釣りのタックルは潮が少し早い時の条件で下記に2種類で始めるのが良い
 例
@ 竿0.6号、道糸1.5号、ハリス1.25号、ウキは0〜G2サイズ、チヌバリ2号  タナが浅く型も50cm止まり、風も強い場合
A 竿1.0号、道糸1.75 号、ハリス1.5号、ウキは0〜B サイズ、チヌバリ2号  タナも深く手前にシモリ・藻が有り、大型狙い、凪の日
  1  道糸は1.5号を使用する、タックルを磯に置くと道糸にキズが付きやすく高切れしやすく、2〜3回釣り行きすると交換する
2  1.75号は手前にシモリがある時や藻のある時又大物が狙える時に使用する 
3  固定仕掛けで釣り始めてタナが深いと判断したら半誘導仕掛けに変更する 

仕掛け
は固定と半誘導の二種類を使用します
   タナの浅い場合は固定仕掛けでウキゴムとヨウジでウキを固定にします
                  仕掛けにウキ止めシモリ・ウキ・ウキ止めゴム・直結びハリスにして置けばヨウジで止めれば固定になる
                       又ウキ止め糸を結び ヨウジを外してウキゴムに下げ止まりヨウジを打てば半誘導仕掛けになります

   深い場合は半誘導仕掛けで、ウキ止め糸・ウキ止めシモリ・ウキ・クッションゴム・サルカン・ハリス・ハリの順にして
                       仕掛けを作ります
2 道糸とハリスの結びはサルカンと直結びの二種類を使用する

  @ ウキ0号などの浅タナの仕掛けは直結びを使用 (サ−ゼェントノット結び)
       チヌは細ハリス使用するので結びには拘り、何度も練習して何時も同じ強度が出るように結ぶ 
  A Bウキ以上の深タナの仕掛けは直結びとサルカンの使用の2種類を併用する
             「注」  結びに付いては「釣りの信条」の「タックルの考え方」に記載してます

3 ハリスの長さの基本は2ヒロを取るのが基準です

  @ 細ハリスなので結び目ができたり・白脱した時や3時間程度、時間経後には交換する
  A ハリスのキズは釣っている時も常に注意して少しでも指で触って違和感のある時は交換する
  B 風が強く、タナが深い場合はハリスの長さは3ヒロと長めに取る

4 ガンダマは道糸とハリスの結び目の所に打つ

  @ 基本は完全フカセで始める (何回も釣り行きしたり、最初からタナが深いと判っている場合は別です)
  A 潮の流れの速い磯では仕掛けを馴染みよくするためハリスの中間付近にジンタン・ガンダマを追加する
     中間より下にガンダマ・ジンタン移動しても角度が良く無い場合は二段打ちする場合もある、注、図解しています

5 ウキはガンダマを設定して海面スレスレになるように調整してください

@ 完全フカセで近距離の時は0G2で A. Sサイズは凪の日や近場のポイントで
  B, M サイズは風があったり、遠投する場合に 
A タナが深い時、B〜3Bで     Mサイズでタナの深さによりオモリ負荷を大きくして行く 
B 風が強い場合はウキの風の抵抗を考慮し潮スジを外さないようにウキはジンタンを追加して沈みギミにして流し釣りする 

6 B〜4Bウキの半誘導仕掛け

7 0ウキの固定ウキの完全フカセ仕掛け

8 G2ウキのスルスル仕掛け


海中のタナ層で流れの早さが違う場合、ガンダマの打つ位置での仕掛けの状態は 
1
 @ ガンダマの方がハリスより水流の抵抗がある ( 水中では面積の大きいものが抵抗が高い)
 A ハリにはサシエ付けるのでサシエが水流の抵抗受けて多少角度は垂直近くにはなるが、仕掛けの状態はサシエ先行にはならない
 B 此処で道糸を張るとサシエが水流を受けてガンダマより軽く浮いて先行する状態になる、さらに張ると仕掛けが浮き上がる状態になる

     @ はガンダマが中層で潮流受け先行しハリが下層にあるのでガンダマ先行の仕掛けになり釣れない、この場合
     A の図の位置までガンダマを下げるとサシエ先行となる
     B はガンダマが上層で潮流受け先行しハリが中層にあるのでガンダマ先行の仕掛けになり釣れない、この場合
     C の図の位置までガンダマを下げるとサシエ先行となる
     D は仕掛けが全部上層にありサシエ先行となる
2                                  仕掛けにガンダマ・ジンタンを打つ場合の強度を落とさない作り方

     @ 道糸・ハリスの結び目にガンダマ等を直接打つとキズが付き易く強度が落ちやすく結びの端に打つと強度の落ちる心配が無い
     A ハリスの中間に打つ場合はゴム付きガンダマ・ジンタンを使用すると強度の落ちる心配が無い                
仕掛けで直結びの時の図 仕掛けでサルカン使用の結びの時の図
   


       地域性で磯のチヌの釣り方は色々
1  チヌ釣りの地域性と釣り方・狙いの特徴について少し書いて見ます

  地域により釣り方はまちまちです、郷に入れば郷に従えと言いますが私も釣り歩いて、経験しましたがやはりその通りだと思います、チヌ釣り は地元の釣り師に聞けとは本当の話ですね、狙いや釣り方で釣果に関わって来ます、聞くことは恥ではありませんよ

チヌ釣りでチヌの習性は地域性が強く、事前の調査・情報収集で対策を立てて釣る必要があります、自分の釣り方に固守するとチヌ釣りに自信 ある釣り師も思わぬシッペ返しに合う事になります
どんな釣りも同じだと思いますが、事前の情報収集と調査によっては腕はあっても釣果に歴然と現れますから重要です 
 
2 広島湾沖の磯

マキエの超遠投浮かせ釣り(3〜40m沖)が地元の釣り師の狙いです、そのためヒシャクの柄の長さを超遠投用に長く(80cm以上)特注したくらいです
沖に超遠投のマキエ(40cmバッカン二杯の量)でボイントを作りチヌを浮かして釣る方法です、足下や手前のシモリの際ではほとんど釣れません、タナは2ヒロ以内と比較的に浅くして釣る
3 芸予諸島・笠岡沖の磯

狙いは穏やかな本潮の流れがある、足下のシモリ際や藻の沖などをマキエでチヌを浮かせ、タナは乗っ込みは比較的に浅くして釣り、特にシモリの点在している磯が良い、寒は南に面した磯で流れの速くない水深があり、カケアガリのある底近くを釣るのが良い
4 下津井沖の磯

速い潮の流れがある磯が多く、此処ではグレ釣りと同様に速い潮のヨレ狙いが良く、乗っ込み本番以外は足下はあまり良く無い、最初は戸惑うがチヌ釣りに激流独特の境地が見い出せる釣りになります
水深5m程度の場合は基本的には底狙いです、潮が速く仕掛けの底取りが必須でガンダマの打ち方が重要になりますが、時期・場所・水深により浮いて来るのでタナは細かくチェックして釣る必要があります
5 山陰沖の磯

山陰は潮の満干は少なく潮もあまり流れない、チヌはマキエに釣られあまり浮いてこないのでカケアガリや藻の沖の水深のある場所をタナは竿1〜2本のタナで重いオモリでイッキに沈めて釣る釣り方が主流で、マキエも重いものを配合して対応した釣り方をする必要があります


       磯の釣り場の選択のポイント
1 磯の条件 
  @  シモリのある所  A  大きい目のゴロタ石の点在している所
  B  藻が生えている所   C  沖にカケ上がりのある所 
  D  潮目やヨレ潮の出来る所   E  満潮で3m以上の水深のある所 
  F  潮の穏やかな流れの所 G  水温は13〜22度程度が最適の水温です 
  H  穏やかな本潮の流れる所 (引かれ潮はあまり良くない)    I  本潮が流れ、釣り座の横に藻の生えているワンドがある所 
「注」
以上の条件を多く満たしている場所が良い磯の条件になりますが時期によりチヌ釣り場は変わります
乗っ込み期の磯の選択は難しい、磯の選択がその日の釣果を左右するので選択は慎重に、ゆっくりした本潮が流れる釣れてる実績のある磯 (渡船に聞く) が最善です
乗っ込み期も釣れる磯は日々変わるので情報収集と渡船に釣れてる磯を聞き決めるのが一番良い選択です、最近は磯ムラが多く間違うと釣れないと覚悟してください.

チヌの産卵は水温が12度位の沖磯から始まり地磯の浅場になる傾向が多くみられ、水温が15度位になると終盤になってくる
2 磯の選択方法 

乗っ込み時期
は穏やかな本潮の流れる藻やシモリのある浅い海で、釣り座の横に産卵に適したワンドがあり藻の生えている磯が良く、引かれ潮や流れの速い磯はあまり良くない
最近は満潮の場合はこんなと思うような浅場で釣れる場合もあります、条件はシモリや大きなゴロタ石が点在して潮の動いている様な磯です


秋口は
本潮の流れが少し速い方が良く、少し水深のあるシモリが点在している磯が良い

冬場は本潮の穏やかな流れで沖にカケアガリがあり水深も干潮で5m程度ある所でその沖は水深があり南向きの磯が良いし、釣り時間は水温の上がる天気の晴れの午後が良い
3 磯のポイント 
瀬戸内海は私のHPの「磯の写真」や「磯図」「ポイント図」に沖磯などの釣り場ポイントの紹介を記載してますので参考にしてください
4 寒チヌの釣りは 

水温低下時期の釣り行きは下記に水温データを記してますが・・・

冬場のチヌの釣れる時間帯、晴れ日の水温は海面下0.5m・2.0m・4.0mでの変化は少なく時間帯での上昇・下降の方が水温に影響を与えるので、下記にも記していますが、晴れの午後には冬場でも0.5度程度、上昇するので午後の釣り行きがこの点からも良いと判断出来ます
5 実際の地図からチヌ釣り場の潮の動きを図解してみました
               (潮の流れは大・小潮や水深・瀬の高低等で図解の動きと違う場合があります)
   
               
本潮と引かれ潮の動きと、潮の動かない釣れ難いポイント とチヌの釣れやすいポイントを記載してます




瀬戸内海の水温の月別年間の変化表

2005年 竹原市忠海  県立水産海洋技術センター
水温 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
上旬 12.1 9.8 9.9 11.7 14.8 18.3 21.7 25.1 25.5 23.4 20.0 15.6
中旬 11.2 9.8 10.3 12.7 15.8 19.4 22.8 25.4 25.0 22.3 18.6 14.4
下旬 10.4 9.7 11.0 13.8 17.0 20.4 25.1 25.6 24.4 21.2 17.1 13.2

月・旬別平均水温(平成ヘイセイ23ネン)  呉市音戸町波多見   県水産海洋技術センター
 水温 1 ガツ 2 ガツ 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
上旬ジョウジュン 12.0 9.9 10.0 11.8 14.7 18.1 21.8 25.4 25.6 24.1 21.4 16.8
中旬チュウジュン 10.7 9.2 10.2 12.5 16.0 18.8 23.5 25.8 26.3 23.4 20.0 15.2
下旬ゲジュン 9.9 9.9 10.6 13.2 17.1 21.0 24.5 25.9 25.1 21.9 18.3 13.5
ツキ平均ヘイキン 10.9 9.6 10.3 12.5 16.0 19.3 23.3 25.7 25.7 23.1 19.9 15.1

月・旬別平均水温  1981〜2010ネン平均  呉市音戸町波多見 県水産海洋技術センター
 水温 1 ガツ 2 ガツ 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
 上旬 12.4 10.1 10.2 12.1 15.2 18.6 21.8 25.1 25.6 23.5 20.0 15.9
 中旬 11.5 10.1 10.7 13.1 16.2 19.5 22.9 25.4 25.2 22.6 18.6 14.6
 下旬 10.6 10.0 11.3 14.0 17.2 20.6 24.1 25.7 24.5 21.3 17.3 13.5
 ツキ平均 11.5 10.1 10.7 13.1 16.2 19.6 23.0 25.4 25.1 22.4 18.6 14.6

夏場の水深の水温差
(
岡山水産試験場、牛窓)
: 表面下 0.5m 表面下 2.0m 表面下 4.0m 2005年 08月 の 1時30分頃の自動計測温度による
8月 26.9 26.8 26.8
11月 16.7 16.7 16.7 2005年 11月 の 1時30分頃の
2月 08.3 08.2 08.2 2006年 02月 の 1時30分頃の
夏場は水深に寄る温度差は少ないものと思う、河口付近や潮流の速い場所は変化があるものと思う
広島水産試験場(竹原)の場合の表面水温は25.6度と場所により水温差は大きい
一日の時間帯の海水温度
06年2月14日の変化(牛窓)
AM
09:00
AM
10:00
AM
11:00
AM
12:00
PM
01:00
PM
02:00
PM
03:00
PM
04:00
PM
05:00
PM
06:00
海面下0.5Mの水温 7.7 7.8 8.0 8.1 8.3 8.2 8.3 8.3 8.3 8.3
海面下2.0Mの水温 7.8 7.8 7.8 8.1 8.2 8.2 8.3 8.3 8.3 8.3
海面下4.0Mの水温 7.7 7.8 7.8 8.1 8.2 8.2 8.3 8.2 8.2 8.3
「注」 上の図から判断すると、天気の良い日は午後には水温が上昇するので、チヌ釣りは水温の上がる午後の釣り行きが適しているものと思われる
上記記載のチヌ釣り場の条件を多く満たした実際にある磯の全体図
 

磯の図  
(チヌ釣り場に最適な条件を満たした磯です)

@  左に藻のあるワンドが有り水深もあるチヌの産卵場 A  右は浅いゴロタ石のある浜
 B  釣り座前にはシモリ有り   C  釣り座左は水深は深い 
 D  釣り座右は浅い   E  下げ潮は少し早いが 本潮の流れ 
 F  満ち潮は穏やかな流れ  G   満ち潮釣り場


    フカセ釣りのマキエの作り方と打ち方
生オキアミ 冷凍生オキアミの3kを使用 ( サシエの取れるものを購入すること
配合材 ムギ入りのものを含めて7.0Kg以上は必用です ( 比重の軽いものと重いもの視覚性のあるもの三種類を準備する )

配合剤の種類  (下記の配合剤の組み合わせで作る) 
         
 瀬戸内海チヌ 4.5kg チヌパワームギ 3.5kg チヌパワーダッシユ 3.5kg チヌパワーV10白チヌ 3.5Kg チヌパワー日本海 4.5kg
オールラウンドタイプで濁りもあり他の配合エサとのブレンドも相性が良い、比重は中位い  ムギとコーンの配合にエキスや酵母を加えてチヌの視覚と嗅覚にアピール出来る比重は中位よりやや重い タブレット、ムギ、コーン、カキガラが、チヌの視覚にアピールしてネバリもあり遠投性に優れている、比重は中位い  白さはチヌの視覚に強烈にアピールし又釣り人が潮の流れの方向性も視認し易い、比重は軽い   深タナ専用で10秒間に約3.0mの沈下する、潮が速くても確実に底にマキエが届くタイプ、比重は重い 

   
 二種類で対応して釣る場合 増量して、狙いを重視しての
 配合剤の組み合わせ 
一般的な浅・中タナを攻める
時と遠投する時の配合 
深タナを攻める時の比重の重い配合  一般的な浅・中タナでやや重い比重と
白さのニゴリで視覚のアピールを強調する場合  
             

一般的な浅・中タナでムギ、コーン等
で視覚のアピールを強調する場合  
深タナを攻める時に比重と視覚の
ニゴリと嗅覚を重視する場合  
           

2 マキエの量 

@ 6〜7時間の釣りには40cmバッカンで二杯が最低必要です
A 釣り場では上記の量を二回に分けて準備して前半・後半として使用する、又釣り場の水深の深さで配合剤を重め・軽めを選択して使用する
3 マキエの硬さ 

マキエは少し固めに作っておく、遠投したり雨が降ると柔らかくなるので、柔らかくするには海水を混ぜることで解決する
途中からバッカンの中の一部を柔らかくして打つ(縦長・扇状に打つ時)必要や遠投するため
4 マキエの打ち方

@  最初は足下に打ち流れやエサ取りの確認をする
A  エサ取りが多い時はウキには直接は打たず手前に打ち、潮下や沖側を釣る
B  エサ取り少ない場合や状況によりウキに直接打って釣る
C  チヌが釣れたら取り込み後に追いのマキエを必ず打ってくださいチヌを散らさない 為に此れが数釣り出きることにつながります 
   
チヌはマキエで寄せて釣れと言いますが柄杓のLサイズで最初に2杯打ち、仕掛け投入、3杯打つ、くらいの量のマキエを打ってください
マキエは海が濁るくらい打つ必用があります、6〜7時間で40cmのバッカンに2杯も打って下さい

2人並んで釣る場合マキエの量で隣りの釣り人との釣果に差が出ますから量打つことは非常に大事ですし打ち方も工夫が必要です

マキエはリズムよく打ち、マキエが帯状になるようにする事が大事です

マキエの打ち方は下記に記してますが、エサトリの多さにより、手前に打つ、縦長に打つ、扇状に打つ方法を選択してください
      直接打つ場合の方法
@ 横のサンドイッチ打ち 仕掛け投入・ウキを挟み左右にマキエを打つ方法 
A 三方・四方の打ち 仕掛け投入ウキを中心に三方四方に打つ方法 
B 縦のサンドイッチ打ち マキエ打つ・仕掛け投入・マキエ打つ上下でサンドイッチになるように打つ方法 
C 組み合わせ打ち 上記の打ち方を組み合わせて打つ方法 
      実際の打ち方の基本
@ 仕掛け投入左右に2杯づつ打つ方法
A マキエ1杯打ち・仕掛け投入・左右にマキエ2杯打つ方法 
B マキエ2杯打ち・仕掛け投入・三方にマキエ3杯打つ方法 
C 仕掛け投入ウキを中心に三角点の三方に打つ方法 
D 仕掛け投入ウキを中心に左右前後の四方に打つ方法 
E 他にも組合わせ打ち、縦に帯状に打ち、扇状に打ち等の方法あり 
5 マキエの打ち方の一部の図解図
7 エサ取り対策用のマキエの打ち方
  @ 扇状の打ち方は広く打ち真ん中・左右の3か所のサシエの通る場所を釣る方法
  A 縦長二段打ちはエサ取りら一段目、二段目に引き付けてその沖を釣る方法
  B アッチコッチ三点打ちは足の遅いエサ取り等に一回・二回釣ると次のポイントに移動して鶴方法



    チ ヌ の 釣 り の ポ イ ン ト 選 定 は
1 ポイントの選定 

高い場所から偏光グラスで磯全体を確認して、潮の流れやシモリの位置・藻の場所などから釣れそうなポイントを@〜B番順まで決める満潮は近め、干潮は沖目と考える水深のある場所は別と考える
最初は@番のポイントから釣り始め、釣れないとABと変更して釣る、又@のポイントを釣っている時にあまり釣れない場合はAポイントにも少しマキエを打ちチヌを寄せることにも留意する
2 撒きえの場所 

 @ 先ずは足下に打ち、潮の流れの確認とエサ取りの把握をする
 A チヌは撒きえで釣れと言われるくらい大事です、狙いの@ポイントに30分位はマキエを打ち続けて仕掛けは投入しないで付近の海の状況
   やエサ取りを見てポイントや釣り方を最終判断する

 B マキエはマキエの打ち方で書きましたがチヌを釣りたければマキエは大量に打ってください打たないより釣れる確率は非常に高くなります
 C 30分程度経過しないとチヌはマキエに釣られて寄って来ない事が多いので、マキエを最初につくりマキエを打ち ながら、海の状況を把握
    してから仕掛けを作るのが良い方法です
3 タナの設定 

 @ 冬場は別として最初は2ヒロから釣り始める、サシエが残れば段々深くして釣り、取られれば浅くして釣るのが基本です

 A マキエが効いてきたり、満潮になって来ると乗っ込み期や水温の高い時期はタナが2ヒロより浅くなる場合もあるので釣りながら、タナは
   状況をよく判断して設定の変更することが大事です

 B ウキがシモリ入りきらない・穂先で効くとウキが入る場合はタナが浅くなって来ている場合が多い
4 サシエサは 

 @ 生オキアミはマキエの一部を確保して使用する
 A エサ取り多い場合はネリエも準備する         私も使用しましたがオキアミより3〜5秒程度長持ちする程度です
5 釣るポイント

 @ 潮は満ち潮が良く下げ潮より好条件の場合が多く、特に浅場は満ち潮が良く満潮前後が狙い
 A 潮が流れている時は潮下を釣る(エサ取りが居る場合は段々潮下を釣る)
 B シモリ廻りやカケアガリ・藻の切れ目などがポイントで釣り始める

 @ 潮が満ちて来るとポイントやタナが変化して来るので此れに対応した釣り方をする
 A 潮の変化や天候の変わり目、エサトリの変化等地合い・気配を感じて釣りを集中する事も大事です
 B チヌは潮が満ちて来るとシモリやゴロ石・足下からの根や溝に添って沖から足下近くに寄って来る場合が多い
 C 潮が流れるとエサ取りも少なくなりチヌの活性も上がりチヌがエサ取りを追いやることにもなり釣り易くなる
6 仕掛けの投入方法 

最初の仕掛けの投入はマキエを30分程度打ちポイントにマキエが効いて来てチヌが寄ってきた頃から始めて投入する
仕掛け投入して潮上にウキとハリスが一直線になるようにする、又道糸張ってハリスが少し沈んでから流し始めると仕掛けの角度が良くなる
仕掛けの投入はポイント手前で仕掛けが馴染みタナが合うような場所に入れる、ポイントに直接入れるとタナが合うときはサシエはポイントを過ぎている
7 仕掛けの流し方 

道糸を張り止めては流す・止めては流す要領でサシエの先行とサシエを躍らせてチヌの喰い気を誘うように流し釣りする
逆らうようですが流れが緩やかな時は完全フカセで道糸は最初のみ張って後は自然に流す方法も有効な場合もあり此れが絶対と言う釣り方は無い
流れがある場合にポイントを直接狙う場合は、流れの速さによりハリスにガンダマ・ジンタン三段打ちして止め釣りするのも方法です
釣る場所は海面に人影が写らないような場所に留意し、音も立てないように注意する又高い場所が海の状況も分りマキエもし易いので選択する
8 チヌの雑学 

広島大学生物生産学部水産増殖学研究室の海野先生は学術博士であり釣人であるグレ・チヌの生態学の述べられています
摂餌量と生態・視覚魚眼と視力、視力とハリス、グレの摂餌量と釣果等色々と参考になります
又私のHP「グレ・チヌの視力とエサの摂取量」に私なりになるほどと思った事について取りまとめたものを詳しく記載してますので参考にしてください
9 チヌの視力は 

チヌの視力は人間に直すと
0.2程度です
            
 *  チヌは視力が弱いので嗅覚が発達して来ているのです

 @ オキアミでは
チヌは5m離れて1.1cm程度のオキアミが確認出来ることになります
 A ハリスでは1.5号の場合直径は0.165mmですがチヌは10cmの距離から見えることになる
       「注」 あくまでもランドルト環(視力検査の表)での比較ですから、条件は良い時の視力ですハリスは透明で水中では見え難くなります又
       自然は雨や海水の濁り・曇りの日・夕方など条件が悪くなれば視力も落ちます
 B ハリスより針の耳をチヌ等がスーと近づいて来ては反転する場合・・・
    A  ハリスが見破られているのではなくハリの耳や結び目を気にしている
    B  ハリスに光があたり乱反射する「チラツキ」による違和感ではないかと判断できます
 C 黒いハリスもあり、チモトの小さいものも発売されて、又通常の黒色・茶色・オキアミ色のハリもあり又銀色ハリはマジックで黒くする事で、
     この点も対策は可能です
10 チヌ超遠投マキエ浮かせ釣り法 

 @ チヌの視軸方向(遠近調節ができて最大視力を発揮できる方向)は斜め下方です
 A 遠投マキエの浮かせ釣り法では、チヌ達は常に水平から上方の餌を見ていることになるのです、これらの角度ではチヌ達は充分な視力
    を発揮できませんから、ハリスやハリなどのタックルが識別しにくくなる
 B 厳密に考えれば遠投マキエの浮かせ釣り法でチヌが浮上するには、チヌ達の活性や群の数も関係しますが、こうした視覚生理の「死角」
    の無意識の利用が釣果を上げている要因になります
 C 最近の足下から沖までエサ取りの多い場合は超遠投浮かせ釣り法も有効な場合が多い
実 際 の 磯 の 釣 り 方 の 例 
1             @   瀬戸内海の磯は図のように流れが横潮の場合は多く又風も左に吹く時の磯
            
A  ×地点で仕掛けとマキエの同調さす様にマキエワークと仕掛けの投入をする 
 
2  横潮の場合の@ABはウキの移動経路
@ @の仕掛け投入点から仕掛けが流れに乗り左に流れて行く時
A ABの地点では道糸が手前の少し早い潮に引かれて糸吹けが出来て、道糸が長くなり潮を受けてウキが手前に引 かれ潮スジを離れる
B 風が流れと同じ方向で左に吹いている場合も同じ状況になり易い
C 道糸を張るとウキは段々と手前に来る
D 仕掛けは@に投入する、Aの手前のポイントに来る事を計算してマキエも打つ必要があります 
E 瀬戸内海では沖が深く流れが遅い、手前は浅く流れが早い磯の状況が多い 

3 A、B、C、D、地点のマキエを打つ効果は 
@ ウキに被せてAにマキエを投入するとの地点にマキエが効いて×の地点のシモリの手前のポイントで の同調が出 来ない
A マキエとの同調図るにはBCにマキエを打ち帯状の状態にして×地点の手前で一致出来るようにする事が大事です
B D地点のマキエはエサ取りを手前に引き付けて置く為のエサ取り用に打つ場合です

4 道糸のラインメンディングは・・・ 
@ 道糸を張るとウキは手前に来るので潮スジを離れやすいので出来るだけ張りは押さえて自然に流し釣りすると良い
  道糸を張る場合はLウキでオモリ負荷の大きなものを使用して、潮筋を離れないように対応する 
A 道糸を張らないとウキが先行してサシエの先行の仕掛けの状態の維持が難しい
B この場合はガンダマの打ち方でウキ先行を押さえてサシエ先行になり易いようにする
C もし風が右に吹いていれば、ラインメンディングは道糸を上げて風を受けさせて右に糸ふけを作り対応出来る

5 立体図による、仕掛けの流し方とチヌのタナの変化にマキエの打ち方
6 ジンタンで調整しウキの先行を抑える
@ 左図のように・・・
ジンタンはハリスより面積多く水圧でジンタンが潮を受けて先行 し易い
A Cの完全フカセはウキ先行になり易い、道糸を張ると潮スジがズレる
B Bの場合もジンタンを中間に打つとジンタンの位置までは真っ直 ぐになる が下の部分が遅れやすい
C Aの場合ようにジンタンを下1/3の位置に打つと真っ直ぐか道糸を止める 程度の張りで先行し易い
D @の場合のように段シズに打つと潮スジを流れウキ先行にはなり難い 

    

    チ ヌ の 釣 り の エ サ 取 り 対 策 は
1 マキエの打ち方による方法
エサ取りの種類により使い方も換わりますが下記の中から選択して試してみてください

@ 足下にマキエを大量に打ちエサ取りを引き付けて沖にチヌ寄せるマキエ少量打ち釣る
A 縦長にマキエ打ち、その先端の沖3〜4m沖に仕掛け入れて釣る方法
B 縦長にマキエ打ち、潮下3〜4m下に仕掛け入れて釣る方法
C 扇状に打ち右端・真ん中・左端のエサ取りの少ないポイントを釣る方法
 D 沖側にマキエを打ち、その沖をサシエが残る沖に超遠投して仕掛けを入れて釣る方法
流れがある場合はマキエを足下に打ち、サシエの残る場所に仕掛けを入れてをから沖を流し釣りする
E マキエを集中して打ちチヌを寄せて浮かせて釣る方法
  この方法はチヌが近くに多く居る場合、又喰い気が有る時に通用する方法です 

2 釣り方に寄る方法 
@ 沖にマキエ集中して打ち、底のチヌを釣る場合、2号オモリで仕掛けを沖で一機に沈めて、少しずつ仕掛けを引いて来てマキエポイントに入れる方法
A アッチコッチ釣り法
  3か所にマキエを打つポイントを決めて、交互に3か所を釣る方法 
B チヌもマキエを打って1〜2ヒロのタナまで浮いて来るには10秒前後かかるので、エサ取り多い場合はマキエを先に打ち浮いて来るタイミングを正確に計って仕掛けの投入する必要が あります
C 超遠投釣法 
  手前で釣っていてエサ取りが多くなってどうしようも無い場合に手前にマキエでエサ取りを引き 付けておき超遠投して釣る方法、マキエは硬めで途中に落ちない様に撒くことが大事です、マ キエの沖でサシエの残る場所に仕掛けを入れて釣る方法です
 D ネリエ、サシエで釣る方法 
  オキアミからネリエに変えて釣る、ネリエもオキアミより3〜5秒程度長持ちするだけですからその他の方法と組み合わせて釣ることが大事です 

3  フグ・アジ・ボラ・サヨリの厄介なエサ取りの場合

多数のチヌが寄って来るとフグ・アジ・ボラも散ってチヌが釣れることが多いが、チヌの数が少ないとどうしようも無い場合がある、チヌに喰い気が有り、多く居ると分ればマキエを集中して打ち寄せて浮かせて、エサ取りを散らせてチヌを釣る方法が有効です

釣り方による超遠投釣法もエサ取りが多い場合は有効です、Lウキを使用して50m以上の沖に仕掛けを投入、又流れがあれば100m程度流し釣りする方法です

エサ取りの多い時の対策は撒きえの打ち方も有りますが、潮が動かない場合は中々難しく、潮が流れるようになるのを待つこととどうしてもエサ取りを交わせない時は潮の流れる場所に移動するのが最善の方法です


    最 近 の 磯 の 状 況 に つ い て
1 最近磯は釣り人が増加して、マキエでフグ等の厄介なエサ取りや、磯荒れしてチヌが釣れなくなって来ている傾向があり、数釣りは段々難しくなって来ています
型にもよりますが、標準の釣果は3〜5枚も釣れれば良い方となってきていますので、数釣りたい釣り人は沖磯での磯の選択が釣果を左右します、又地磯も最近はこんな場所(磯)でと意外な磯・ポイントでチヌが釣れていますから、そんな場所(磯)を見つけるのも又楽しいものです

フグなど厄介なエサ取りの厳しい条件の中で磯で釣るのもフカセ釣りの面白さでも有りますし、如何にしてチヌを釣る事が出来るかと色々工夫して行くのも大変奥の深い釣りでまた楽しいものです

最後にマキエやゴミの回収などの清掃をし、最近マナ−の悪い釣り人が多くなってますが呉々も注意してマナ−を守り大切な釣り場の維持と楽しい釣りにしましょう