グレ釣りに潮汐はどう影響するか   




グレは潮の満ち引き(潮汐)は釣りにどんな影響があるのか、潮汐は釣果に必ず
影響があります、潮汐のメカニズムと黒潮や瀬戸内海からの冷水の影響等を詳しく紹介します

釣り人は海の中ににいるグレやチヌを釣っています、魚は海の潮汐のメカニズムによって生活し捕食の活動をしているので、黒潮や潮汐の動きには非常に感心があると思います
私がNetで調べて見ましたことに付いて取りまとめて記載してます、参考になればと・・・

 T  潮 汐(チョウセキ) の 起 こ る 事 由
地球には潮汐(海面の昇降現象のこと)という現象があり、毎日およそ4回、海面が上昇(満潮2回)と下降(干潮2回)を繰り返している
また、同じ海域においての潮汐の干満時刻と干満規模が毎日少しずつ変化し、1ヶ月の太陰暦(旧暦)の周期と1年の太陽暦(新暦)の周期をもって規則正しく繰り返されている
その変化は月の周期や地球の自転、公転周期と密接に関連し、外的引力(太陽や月の万有引力)の干渉を伺わせる

潮汐が太陽や月に関連することは遠い昔から知られているが、そのメカニズムについては未だに解明されていない
世界の潮汐状況はとても複雑で、上記のような時間的、季節的な影響だけでなく、各海域の地理的な影響も著しく、世界各地におき、同じ潮汐パターンを持つ海域がほとんどないぐらい多種多様である
よって、各海域沖に、検潮所(潮汐を観測する施設)が設けられ、刻々と変化する潮汐情報を地道に収集し、更にこれに基づき一帯の潮汐情報を予測している
しかし、このような情報の適応範囲はあくまで局地的なものであり、そこから少し離れるだけで全く予測はずれになることも珍しくない

潮汐は月や太陽の起潮力(月や太陽などの引力が地球上の各地点で異なっているために生ずる、潮汐を起こす力のことです)によって海水が引き寄せられることによって起こる
月・太陽・地球が一直線に並んだ時、すなわち満月の時と新月の時に起潮力が最大となり大潮が起こります
また、地球から見て月と太陽が直角に見える時,すなわち半月の時、両者の起潮力が打ち消し合って小潮が起こります
又、月・地球の公転面に対して地軸が鉛直(物体をつり下げた糸の方向)でなく傾いているため、緯度によって起潮力の働きが違います
天体の起潮力の大きさや周期・位相(振動や波動のような周期的現象において、ある時刻・ある場所で、振動の過程がどの段階にあるかを示す変数)は決まっているのですが、緯度によって起潮力の働きが違うので、検潮所は日本全国に、海上保安庁水路部管轄のものが28点と気象庁管轄のものが71点あり、過去の水位変化を周期分析して将来の潮汐を正確に予想することができます
月が地球に近いときは、太陽より月の影響が大きいと考えられるので、新月の夜に比べて満月のときの方が干満の差が大きいことになる、1月末から3月の満月は、基準面マイナス13cmぐらいまで下がり、干満の差が180cmを超える
 
 
 
 検潮所の潮汐観測施設
(気象庁管轄)
 
旧暦による月齢の位置関係と潮名 
海岸に設置した井戸に導水管を通じて海水が導かれ、井戸内の水面 の高さが海面の高さと等しくなるようになっており、井戸の真上に設置された検潮儀とよばれる観測機器からワイヤーでつながれた浮き(フロート)を水面に浮かべます。浮きの上下運動(海面の変動)はワイヤを通じて検潮儀に伝わる仕組みになっています   数字は旧暦の日で太陽と地球と月の位置関係に寄る潮名と月齢のおおまかな形を図形で表示しています
月齢の細かい表示は下記に一覧図で表示しています


太 陽 と 月 と 地 球 の 位 置 関 係 
 
 

9月頃になると新月のときの方が月が地球に近くなる、そのため新月のときの方が断然干満の差が大きくなるということは、新月の昼間がよく潮が引き新月の夜は潮が高くなるということだ
 
 
12月頃は6月と逆で、新月も満月もほぼ同じ距離だから、6月と同じようにどちらかというと太陽の影響がある新月のときの方が干満の差は大きい、ただし、満月は夜高く新月は太陽は低いので夜の方が影響力があり、夜の干潮のほうが潮が引くようになる
 
3月頃は、月が地球に近いときは、太陽より月の影響が大きいと考えられるので、新月の夜に比べて満月のときの方が干満の差が大きいことになる
実際、1月末から3月の満月は、基準面マイナス13cmぐらいまで下がり、干満の差が180cmを超える 
  6月頃は、新月も満月も月と地球の距離が同じくらいで距離もそれほど遠くない
この時期は、新月と満月の距離が逆転するときでもある 新月も満月も距離がほぼ同じなので、新月でも満月でも干満の差にそれほどの違いがない 
ただ、太陽の引力のファクターが働いてどちらかといえば新月のときの方が干満の差は大きい 


 V 月 齢  (旧暦で表示する) 
1 月齢は新月の時刻を0.0として起算した各日の正午までの時間を日単位で表した経過日数のこと
カッコ内は正午の月齢の少数第3位を四捨五入した数値、新月から次の新月までの周期は 29.530589日です
下の月齢図を参考にして見てください 
同じ潮でも新月からの中潮・小潮や満月からの中潮・小潮があり同じ潮の呼び名でも潮の高低や流れの強さも違います
釣りにはこの事が大事です 又一日4回の潮の満ち引きも潮の潮位(高低)により流れの強さも違います、磯に釣行きしたときは必ず月齢や潮位を付けて記録しておく事が大事です

1日(0.7)

2日(1.7)

3日(2.7)

4日(3.7)

5日(4.7)

6日(5.7)

7日(6.7)

8日(7.7)

9日(8.7)

10日(9.7)
大潮 大潮 中潮 中潮 中潮 中潮 小潮 小潮 小潮 長潮

11日(10.7)

12日(11.7)

13日(12.7)

14日(13.7)

15日(14.7)

16日(15.7)

17日(16.7)

18日(17.7)

19日(18.7)

20日(19.7)
若潮 中潮 中潮 大潮 大潮(満月) 大潮 大潮 中潮 中潮 中潮

21日(20.7)

22日(217)

23日(22.7)

24日(23.7)

25日(24.7)

26日(25.7)

27日(26.7)

28日(27.7)

29日(28.7)

30日(29.7)
中潮 小潮 小潮 小潮 長潮 若潮 中潮 中潮 大潮 大潮(新月)
それでは、小数はなにを意味しているのでしょうか
実は、「新月」というのは太陽と月が同じ方向になった「瞬間」のことをいいます。例えば「9月の新月は17日の19時27分である」という言い方をします。それから何日経過したかが月齢の数値になりますので、この例でいうと、9月18日19時27分の月齢が「1」、9月19日19時27分の月齢が「2」、・・・と数えることになります

先ほどの例で、9月18日の正午月齢がいくつになるのかを計算してみましょう
新月の瞬間である9月17日19時27分から9月18日の正午(12時0分)までは16時間33分が経過しています       
 24時間を1とすると、16時間33分は  16時間33分 ÷ 24時間 = 0.689…
と計算されますので、小数第二位以下を四捨五入して、9月18日の正午月齢は0.7ということになります 以降、19日の正午月齢は1.7、20日は2.7・・・と1ずつ増えていきます 
3    潮 の 呼 び 名 と 旧 暦 新 月 か ら の 日 数  
潮 名 月の形 旧暦の日(新月から数えた日数)
 大 潮 
 中 潮 
 小 潮 
 長 潮
 若 潮             
満月又は新月
上弦又は下弦
29日、30日   1日、2日     14〜17日
3 〜 6日、    12日、13日、  18〜21日、27日、28日
7 〜 9日、    22〜24日
10日、25日
11日、26日
4    潮 の 呼 び 名 と 意 味 と 区 分
大潮 新月または満月の前後で、潮の干満差が1番大さい満潮と干潮の潮位の差が現れる時期のことです
新月(旧暦の1日ころ)や満月(旧暦の15日ころ)の前後数日間
中潮 大潮と小潮の中間にあたる潮のことです
小潮 上弦または下弦の前後で潮の干満差が1番小さい満潮と干潮の潮位が現れる時期のことです
月の形状が半月となる上弦(旧暦の8日ころ)や下弦(旧暦の22日ころ)の前後数日間
長潮 干満の間隔が長く、潮の動きが非常に緩やかな潮のことです
上弦・下弦を1〜2日過ぎた頃で干満の差が一段と小さくなり、同じ潮の状態が長く続くように見える小潮の末期
若潮 長潮の翌日で、大潮に向かって潮の干満差が次第に大きくなっていく状態 「潮が若返る」と言う意味


W 潮 汐 の 満 干 の 曲 線 (午前と午後の潮位の違い)
四国片島港の潮汐曲線表

何れも午前午後の潮位は違う

満潮  午前  145cm     午後  138cm

干潮  午前   96cm     午後   26cm

差位  満潮      7cm     干潮   70cm
瀬戸内海福山港の潮汐曲線表

何れも午前午後の潮位は違う

満潮  午前  311cm     午後  258cm

干潮  午前   84cm     午後  148cm

差位  満潮   53cm     干潮   64cm
満潮と干潮は一日2回あるが午前と午後の潮位は上記の表の様に推移して違いがある、この事が釣りにも大きな影響がある、小潮などの潮の動きが良く無い場合は潮位の大きい潮を狙うのが良い場合もある

激流の流れる磯では潮位の低い潮を狙うのも良いが、いづれにしても大きいのが良いのか? 小さいのが良いのか?
ハツキリした定義は無いので、磯に渡り釣った実績を待つしかないものと思う
 X   潮 汐 の 起 こ る 事 由 か ら 釣 り 人 が 学 ぶ こ と
以上の文献からも分るように潮汐は地域や地形、潮流の強さにより予測が難しいことが分りました
私も何時も磯で釣りをしていても中々同じ流れに合うことはありません何処かびめょうに変わていますし、同じ磯でも潮によりグレやチヌの釣れる場所は違いますね

グレは潮を釣れといいますが、磯の潮には大潮・中潮・若潮・長潮・小潮があり流れも満ち潮と下げ潮があり、又上り潮・下り潮の影響もあり此れ全部を熟知するには何回も通い、その磯の流れを観察し把握した時が初めてその磯の潮を理解ることで3回や4回その場所で釣りしたからと言っても、その磯の潮ことは何も分ってないに等しいのです


磯釣りにおいて潮の満干と潮流は釣りをする上で天候もそうですが大変重要な要素です、この事を熟知すれば自分の釣り技を生かして釣果Upに結びつけることが出来るものと思う
又一日4回の潮の満ち引きも、2回ある満潮や干潮でも潮位の高低や流れの強さも違います、磯に釣り行きしたときは必ず月齢や満干時刻を記し、磯図に潮の流れる方向や強さを記録をしておく事が大事で今後の釣果を左右します

釣りは何時でも色んなことに付いて吸収して行かないと上達はありません、潮も非常に大事です漫然と釣りしていては何時までも上達は望めないと思ってます


Y 四国の磯は黒潮(親潮)の流れが磯釣りの釣果に影響を与える 
1 四国西南部の釣りでは沖磯は満ち・下げ潮よりも上り・下り潮が重視される地磯は満ち・下げ潮が重視される、沖磯でよく満潮や干潮を過ぎても潮の流れが変わらない場合は上り・下がり潮が入っている場合が多い

沖磯はムラが多いと釣り人仲間でよく言い合いますが上り・下り潮が影響しているものと考えます、又満ち潮はタナが浅くなり、下げ潮はタナが深くなる傾向が有りますが此れも上り・下り潮が影響で水温がびめょうに変化しているものと考えています

潮の呼び名と特徴に付いて下記に記載します
満ち潮 ・・・ 満潮に向う潮  ( 沖より来る潮で沖の水温の影響が大きく高くなる傾向がある )
下げ潮 ・・・ 干潮に向う潮  (地磯付近や湾内の潮の影響が強く水温の低くなる事傾向がある )
上り潮 ・・・ 黒潮から分岐して豊後水道に向う潮 (回遊魚がこの潮で移動する)
暖流の流れで水温も上がるし尾長の活性が高まる、春からは上り鯛やイサキがこの潮に乗り北上する
上り潮の判定 地寄りでは判定は難しい満ち・下げ潮の方が影響が強いので、沖磯の方が判定しやすい

@満ち潮の流れが何時もより強い、満潮過ぎても1〜2時間過ぎても流れる方向が変わらない
A水温が上がる (水温の高いを好む魚が釣れるしエサ取りも活性が上がる場合が多い)
下り潮 ・・・ 瀬戸内海方面から太平洋に向う潮
水温は低く3℃位低いし塩分濃度も低い、夏場の水温の高い時期は水温が下がり2〜3日すると食いがたって来る、グレなどは下り潮は水温は下がるので活性は良く無い
下がり潮の判定 @引き潮の流れが何時もより強い場合や引き潮の方向が何時もより違う場合に多い
A海の透明度が高くなる
B水温が下がる (エサ取りが見えなくなる)
2
黒潮の流況図(第10管区海上保安庁資料)

四国西南部に上り潮の影響を判断する重要な資料です

黒潮が足摺岬に蛇行して近ずくと上り潮も強くなり磯の水温も上がり尾長などの回遊魚の活性が上がる

磯釣り特にグレ釣りには黒潮の上り潮の状況が釣果に特に影響を与える傾向が強いです

武者の沖磯でも満ち潮は上り潮の影響が強く、潮の大きい大潮の時は1〜3時間も満ち潮の流れが残る場合が多い
四国西南部黒潮の流れるル−ト

太平洋の黒潮から分岐した上り潮は沖の島から武者のヤツカン、中泊の横島、由良の沖釣、御五神から日振りのカモメ島方向に流れると考えられる


Z 本流(本潮)による地形やシモリで起きる潮の現象
 
鏡潮の断面図 本流の流れに寄る引かれ潮とY潮の流れ
@ 鏡潮でも色々有りますが基本的な部分について

A 釣る場合は引き込み潮を狙う、マキエや仕掛けが素直に流  れる
   し魚も引き込み潮の下で待っている場合が多いため 
@ 本流が流れ素直な引かれ潮が出ている場合は潮目 を釣る
A Y潮が出来ているとY潮では釣れ難いので本流か潮目を狙う
B 寒グレの口太は本流より引かれ潮や潮目で釣れる場合が多い 
Y潮ですが一般的には本流から分岐するY潮と呼ばれる潮は、本流と逆に流れる潮のことですが(引かれ潮とも言う)
私の言うフカセ釣りで使うY潮は鏡潮のような流れになり渦が大きくなったり小さくなったり、又流れも速くなったり遅くなったりと色んな変化をして一定せず右や左に行ったり来たりと、手前に押してきたり、沖に出たりと常に流れる方向が変わる潮の事です
この潮はマキエ効果とマキエとサシエの同調が難しく釣り難いので素直な潮を見つけて釣る方が良い